3月13日放送の『ノンストップ!』パンのたしなみ第2弾。
クロワッサンの誕生秘話とおすすめパン屋の紹介!
Contents
クロワッサン誕生秘話
クロワッサンと言えばフランス!と思われがちですが、実はその発祥の地とされているのは17世紀末のオーストリアです。
その当時のクロワッサンは、現代のようなパイ生地ではなく小麦粉やその他の穀物で作った生地がベースでバターは使われていませんでした。
クロワッサンが三日月形になった理由
そしてクロワッサンと言えば三日月の形ですが、この形のなったのはなんと戦争に理由があります。
17世紀末オーストリアはオスマン帝国と戦争状態にありました。
そこでオーストリアのあるパン屋さんは、敵国オスマン帝国軍の旗に描かれている三日月をかたどったパンを作製。
人々はこのパンを食べることによってオーストリア軍の勝利を祝ったそうです。
そしてこの三日月形のパンが大人気になったのです。
クロワッサンの名前の由来
オーストリアの王女であったマリー・アントワネットはフランスのルイ16世のもとに嫁ぐ際に、この三日月形のパンを持ち込んだとされています。
そのためフランス語で三日月を意味するクロワッサンと呼ばれるようになったそうです。
三日月形と菱形
パリで一番おいしいクロワッサンと称された、メゾンカイザー高輪本店のシェフによると、クロワッサンの三日月形と菱形の違いには重要な意味があるそうです。
それが、三日月形はマーガリンを菱形はバターを使用しているということです。
このバターを使ったクロワッサンは20世紀初頭に誕生しました。
また菱形クロワッサンは比較的高価なため、フランスでは休日の朝食に食べられているそうです。
一方、マーガリンを使用したクロワッサンは低価格でさっぱりとした軽い触感のため日常的に食べられています。
三日月形のクロワッサンはフランス語で「クロワッサン・オルディネール」と日常のクロワッサンという意味になっています。
ちなみに日本では形を区別せずバターを使用したクロワッサンが普及しています。
一方フランスではクロワッサンを食べる機会が多いため、消費者が三日月型かひし形か状況によって選べるよう分けられています。
クロワッサンの食べごろ
クロワッサンの食べごろは、粗熱が冷めて(窯から出してから30分)から2時間以内です!
なぜかというと、クロワッサンは焼き立て直後は表面がしっとり、中身がバターでベタつきます。
そして焼き立てから30分後は表面がパリパリ、中身がバターになじみます。
逆に2時間以上たってしまうと、水分が蒸発して硬くなりやすくなります。
ということで、2時間以内に食べるのがベストです。
紹介されたお店
MAISON KAYSER 高輪本店
クロワッサン(32層) 216円
住所
東京都港区高輪1-4-21
RITUEL par Christphe Vasseur 青山
クロワッサン 350円
住所
東京都港区北青山3-6-23
MAISON LANDEMAINE 東京
クロワッサン(12層) 519円
住所
東京都港区麻布台3−1−5
http://www.maisonlandemaine.com/en
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